<地域ブランド>商標登録第1弾で52件認定 特許庁 特許庁は27日、地域名と商品(サービス)名を組み合わせた「地域団体商標」として「小田原かまぼこ」「下呂温泉」「和歌山ラーメン」「三州瓦」など52件の登録を認めると発表した。今年4月に始まった団体に地域ブランドの商標登録を認める制度の第1弾。 これまでに農協や漁協、生産者組合などが出願した地域団体商標は605件。従来は全国的な知名度がなければ登録はまず無理だったが、新制度では出願団体がそのブランドを地元や隣接都道府県に広めたことが確認できれば、登録が認められるようになった。 52件は1カ月以内に登録料を納めれば商標権が確定し、出願団体が商標を独占使用できる。ただ、出願前から使っていた業者は使い続けることができる。 問題は、地域内で出願を一本化できず、同様の商標を別々の団体が申請するケースがあること。愛知県では「八丁味噌(みそ)」と「愛知八丁味噌」が別途出願され審査中。今回認められた「京人形」も2団体から出願があり、どちらがブランドを広めたかを調べて一方に登録を認めた。 特許庁は出願から6、7カ月程度でいったん登録を認めるか結論を出すが、その後、補足資料を出せば認められるケースもあり、同庁は「最終的には出願の半分程度は登録されるのでは」と予想している。【小林理】 《主な地域団体商標》 十勝川西長いも 北海道 たっこにんにく 青森県 江戸甘味噌 東京都 小田原かまぼこ 神奈川県 金沢仏壇 石川県 下呂温泉 岐阜県 間人(たいざ)ガニ 京都府 鴨川納涼床 京都府 紀州備長炭 和歌山県 福山琴 広島県 球磨焼酎 熊本県 関さば 大分県 石垣の塩 沖縄県 (毎日新聞) - 10月27日