現在、講演の際に利用する起業家のためのスピーチを準備しています。いくつかストーリーを用意しているのですが、その中の一つをご紹介します。「行動への投資」を私自身がどのようにしているかという一つの例です。さっとお聞き流しいただければと思います。
話は中学時代に遡ります。
私が通っていたのは、非常に荒れていた中学校で、毎日パトカーが校門の「中に」常駐しているほどでした。外ではありません。中です。クラブ活動は2年間、中止されていました。できる環境ではなかったからです。練習をしていた音楽会も中止になったことを今でも覚えています。
私は中学受験をしましたが、失敗しています。だから、この中学校に通うことになってしまったのです。どのくらい荒れていたかというと、日刊紙の一面トップを暴力事件で飾ったこともあります。暴力が元で同級生の一家が引っ越したということもありました。
こういう学校に通っていたものですから、幼心に、勉強しないと自分の環境を選択できないと感じ、しっかり勉強することを決意しました。中学校はとても嫌な場所で、3年間苦痛でしかなく、よく通っていたと思います。でも、その経験のおかげで、「自分で可能性を切り開く努力が必要」であることを肌で知ることができました。努力しないと、こういう場所に身を置かなければならないということを知ったのです。他人の話を聞いても実感が沸きませんが、実体験ほど、理解しやすいことはありません。
今でも、「目の前のことをやるかやらないか」という決断に迫られることがあります。やらなければどうなるか、少しの努力を惜しむとどうなるか、私は中学受験の失敗と中学校の経験のおかげで、痛いほどよく分かっています。だから素早い決断もできて、行動に移すことができます。二度とあのような環境に身を置きたくないからです。Connecting the Dots、現在の私の考え方につながる一つの大きな「点」が、中学校時代に養われました。
●参考URL スティーブ・ジョブズ「Connecting the Dots」(スタンフォード大卒業式での講演)
http://www.toukai.biz/gyosei/archives/1244
「 どうせ行動しても無駄だ」と思いかけたときに、過去を振り返ります。この経験は、私が行動をするためのエンジンになっています。マイナスのことが将来プラスに作用することが多いですね。良かったことというのは、人生の中でそれほどのインパクトを与えていないように思えます。
ジャンル メンタル, 企業経営, 創業準備あれこれ, 経営全般 || コメントは受け付けていません。