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昨日は「科学技術コーディネーター研修」の「ベンチャー起業支援」というお題をいただき、2時間の講演を行ってきました。
内容は、以下の4つです。
1.創業プラザあいちについて
2.創業プラザあいち卒業生の創業事例
3.コーディネーターとして
4.起業家事例発表(クロスクローバ(株)奥村社長)
現在、この施設で週2回新事業コーディネーターとして創業・経営相談を受けております。毎日平均すると8-9件の相談があり、日々未知の世界を知ることにより私自身大いに刺激を受けています。ちなみに昨年のコーディネーター全体での平均相談件数は1日7.5件。今年は増加傾向です。
卒業生の事例としては、17名紹介しました。業種もバラバラ。もちろんお話しすることも、人によって違ってきます。多くは少人数での事業運営ですが、2,3年の間に10名以上の従業員を抱えるようになった会社も10社程度あります。どうして起業したのか、起業するまで、起業後にどんな壁があったかなどを解説しました。
コーディネーターとして考えていることも、お話ししました。
(1)起業支援の基本スタンス ①七対三で、聴き役となる・・・初回相談の場合は、もっと聴きます ②本人の意志を尊重・・・起業は目的を達成するための手段にすぎません ③行動を促すアドバイス・・・「知識を与える」だけでは意味がない ④幅広い視野を持って起業家と接する・・・信頼されないと、無料とはいえ相談してこない ⑤課題の可視化・・・全体の中で、何がどの程度の問題か、把握できるようにしてあげる ⑥コミュニケーション能力、知識、ノウハウ習得などの自己啓発・・・終わりがありません
(2)起業準備に必要なこと(起業マップ™より) <個人の能力開発> ①起業マインド(事業に対する思い、経営者としての心構えなど) ②人的ネットワーク(人とのつながりが事業を育てる) ③スキルアップ(コミュニケーションスキル、ITスキルなど) <事業計画> ④スケジュール構築 ⑤起業環境調査(市場調査、立地条件など) ⑥資金調達計画(銀行借入など) ⑦財務計画(貸借対照表、損益計算書) ⑧マーケティング計画(売るための仕組みづくり)
(3)実際の相談事例
①商品が売れません ②株式会社はどうやって作るのですか? ③今度展示会に出品するのですが、準備はどのようにしますか? ④自分の技術と経験を活かして起業したい! ⑤ホームページを作りたいのですが... ⑥新商品を作った。マスコミにプレスリリースをして記事にしてほしい ⑦2000万円の資金が立ち上げに必要ですが、100万円しかありません ⑧自社の商品が売れるかどうか不安です ⑨どのように人脈を作っていけばよいのですか? ⑩事業に必要な許可が取れないと、役所の担当者に言われてしまいました ⑪サラリーマンを続けるか起業するか、悩んでいます ⑫資金がないので、自前でネットショップを構築したいのですが ⑬一人で立ち上げの準備をしていると、モチベーションの維持が難しい ⑭起業をする際に一番必要なものは何ですか?
そして最後に奥村社長の起業事例発表。動画マニュアル配信パッケージと遠隔監視ソフトの2つ、自社商品の説明をしていただきました。起業支援機関をどう利用したか、どんなことを期待するかについてもお話しいただきました。
奥村さんは12/4のビジネスプラン発表会((財)あいち産業振興機構主催)にもご出席されるのですが、見事なプレゼンテーションでした。思わず聞き入ってしまい、「パワーポイントのスライドを回す」という自分の役割を忘れ、スライドに見入ってしまうことが数回ありました。
今回は「科学技術コーディネーター」の方に対してお話しすると言うことで、当初は「科学技術での創業支援以外のケースが多い創業プラザあいちで良いのか?」と研修担当の方に何回も念押ししましたが、それは問題ないとのことでした。研修は10日間のスケジュールで、毎週行われています。私はその1回を担当させていただきました。
起業支援の現状を、そのままお話ししました。
「手取り足取りというのが果たして良いのか」、「自分の守備範囲外の相談が来たときはどう対応するか」など、コーディネーターに多くの悩みがつきまといます。そんな中で、私がどのように動いているかということが一つでも参考になれば、嬉しく思います。
また、地域の起業家を支援するネットワークが、これを通じて広がればと思います。
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