企業経営において、価格体系にメスを入れなければならないときは、大きな決断力とストレスを要することでしょう。
普段経営者や起業家ばかりを見ているので、現在進行形で価格の見直しを考えている方は多くいらっしゃいます。
従来はその価格で売れていたけれども、価格見直しをしなければならない。その契機となる要因は、次のようなものが考えられます。
お客様のニーズに合わなくなっている
同業者のサービス水準が向上している
業種的に、価格競争するしかなくなっている
比較的参入が容易な分野であることによる競争激化
新たに事業を立ち上げて、いきなり「売れない」のであれば、ちょっと状況は違います。
そもそも価格設定に無理があった
商品・サービス自体、ニーズがなかった
自社商品をきちんと伝えていない
かくいう私の事業でも、価格の見直しは数回行ったことがあります。明日からの報酬体系も、少し変わります。
●価格見直しと企業努力
価格を下げる理由は、上記のようなネガティブな要因と、市場に打って出るというポジティブな要因があると思っています。後者の場合、並々ならぬ努力でコスト削減をして、顧客に安価なものをお届けするという考え方です。果てしない、終わりのない価格競争に巻き込まれない勝算があれば、一定期間有効となるでしょう。
私の事務所では、今まで報酬水準を上げてきました。より付加価値を高める努力をして、より自社のサービスを高く買ってくれるクライアントを優先してきた結果です。そうしているうちに、安価な仕事が自然と減ってきているのです。講演の報酬などは、自然と向上しています。最初は現物支給だったんですけどね。
もう一つ、スタッフを雇用したことで、業務の単価を下げることにも成功しました。スタッフが単独で業務を完結することができるので、報酬を下げられる状態になったものもあります。
今回、酒類販売免許申請の業務に関して少し報酬を下げさせていただくことになりました。業務ノウハウの蓄積により、要する時間を削減できていることが確認できたためです。あと、時間削減により、業務に割くことのできる時間が増えつつあることも報酬引き下げの理由です。
ここに至るまでには、実に多大な時間の投資が必要でしたが、仕事を早く回すことができるスタッフを養成していることで、将来的にプラスに作用すればと思います。
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