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こんばんは。小坂です。
現在、高校のキャリア担当の先生向けに、キャリア教育に関するワークショップをしてほしいというご依頼を受けています。
もちろん「高校」が現場なので、高校生に対するキャリア教育をどのように展開するかというテーマとなります。と言っても、私は学校教育に関する知識は皆無です。でも、自分自身のキャリア形成に対する考え方などを出していただければよいということでした。それなら、ということでお受けすることにしました。
「キャリア教育」に関しては、現場からは反発の声もあるようです。それは分かる気がします。学校は学問を教えるところであって、仕事を教えるところではない。仕事について学ぶ場所は、なにも高校でなくても良いのではないか。
でも、高校生のうちに「もっと広く世の中を知る」ことは必要ですし、答えのない世界を少しでも多く知ってもらうことは、とても有益ではないかと考えています。特に、「人生」について真剣に向き合って考える場は、あった方が良いのではないかと思います。
そう思うのは自分の経験からですが、私が初めて自分の人生、キャリアと向き合ったのは28歳の時でした。およそ半年の間療養を余儀なくされて、その時に「今後30年、40年」の長期的な計画を練ったのです。
正直なところ、大学入学までは、受験以外の勉強などほとんどしていませんでした。読書もあまりせず、積極的な社会参加ということもありませんでした。就職活動をしていた頃も、「私ならこのように御社に貢献できる」ということなど、何もありませんでした。恥ずかしい限りですね。
起業ということを考えて初めて、「自分が社会や他者に何ができるのか」を真剣に考えました。そして手探りで自分の居場所を探し続け、現在に至っています。起業してからこれで丸6年が経過しました。素敵な顧客に囲まれて、とても楽しく過ごしています。これがキャリアを作るということなのだな、と実感しています。肩書きとか学歴ではなく、人・社会の中での自分の存在価値を感じてもらうこと、その積み重ねがキャリアなのかな、とも思います。
ワークショップで考えているのは、「ある一人の高校生に対して、何をしてあげられるか」というテーマです。学校生活、友人関係、塾、そして習い事の毎日の中、将来の夢もあります。近い将来の夢としては大学入学、その後はやりたい仕事。それらを実現していくために、今何をしてあげられるか、ということを考えてもらおうかなと思っています。近所の高校生に、見本になっていただくことについて了承は得ています。
これは実は、私が普段から受けている創業相談や経営相談とよく似ています(現在は月に100件くらい)。こちらは、本当に答えというものが見つからない仕事です。でも、相談を受けること自体が、嬉しくて仕方ありません。自分も一緒に相談者と考え、成長することができることも魅力の一つです。30歳を過ぎて、ようやくそういう境地に達することができました。
お題に関しては、本来家庭で行うべきこともきっと多いと思います。当然そうでしょう。しつけなど、学校に期待すべきでないことも学校に押しつけられている雰囲気も感じられます。でも、少し余裕があるならば、学校の先生も高校生の話を聴いてあげられるでしょう。就職や仕事を知ってもらうことだけがキャリア教育ではありません。生徒が、今後長きにわたる人生についての相談をぶつけてきたときに、その生徒に一筋の光でも見せてあげられたら、どんなに素晴らしいでしょうか。
仕事柄、事業内容の相談を受けるだけではなく、夢について語っていただくことも多く経験してきました。夢に近づくために、まず「今、何をするか」をアドバイスすることが創業相談の役割でもあります。それは決して「私が何かを手伝ってあげる」ことではありません(特に、「販売先を紹介してください」というお願いは、まず聞かないようにしています)。行動するのは、本人です。本人が経験しないと、価値がありません。小さな成功体験をいくつか経験して自信をつけて、積極的に行動するようになる。これは起業家でも高校生でも同じではないでしょうか。
開催までは少し時間があるので、これからまたじっくり計画を練っていきたいと思います。
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